中卒貧乏吃音若ハゲクズの俺が人生というクソゲーを絶望しながらプレイする話

中卒貧乏若ハゲがハゲと向き合い人生をより良くするか考えています

お医者さんになんて2度と相談するかよ!

ヒロ・ヒロシマ

「お医者さんに相談だ♪」

「薄毛は病院で治せます!」


この手の広告・CMが出だした頃、僕は高校3年生でした。

当時僕の毛髪は、例のワックス事件と部活動の鬼のようなスパルタ練習によるストレスで、完全に前髪が後退し人前に出るのが嫌になっていました。

このままじゃ本当にハゲあがってしまうと焦った僕は、上記の広告・CMを頼りに近くの皮膚科に向かったのです。

その時の心境といったら、不安と恥ずかしさでいっぱいでした。

だって薄毛といったら、バラエティー番組で元冬樹やブラマヨの小杉などのタレントさんが笑いのためにネタにしているといった認識だったからさ。

アトピーや皮膚炎といった症状を治すお医者さんに相談していいものか心配で仕方なかったんです。





受付が終わり、待合室で名前を呼ばれるのを待つ。

ドキドキが止まらない。でもこの地獄から救ってくれるんだ、治してくれるんだという期待もあった。

そしてとうとう僕の名前が呼ばれて、診察室の中に入る。

中には、40代前半くらいの担当医のおじさん(ちなみに薄毛ではない)が机の前に座っており、その斜め後ろには30代前半くらいの助手の女性(結構美人さん)が立っていた。

椅子にかけるよう促され、診察が始まった。








担当医 「今日はどうされました?」


僕 「えーと・・・。実は・・・、髪が薄くなってきてまして・・・・!」


喉から絞り出すように声を出した。

両親にしか相談していなかった悩みをとうとう、初めて会った赤の他人に話したのです。


すると。




担当医&助手 「ぷwハゲですか?」











・・・・・・・「ハゲ?」?





えっ?何?この医者馬鹿にしたの?

しかも美人助手まで。

思春期真っ只中だった僕の顔は出来損ないのアンパンマンのように赤く燃え上がっていたことでしょう。

恥ずかしすぎる・・・・・。屈辱的すぎる・・・・。



そのあとは、薄くなっている前髪を確認され、処置の説明を受けました。

まず、「プロペシア」という飲み薬があるとのこと。

その薬は絶対に髪が生えてくる保障はなく、仮に生えてきたとしても服用し続けなければまた髪が抜けてもとに戻るといった事情を説明された。

しかも保険はきかないのでかなり高額になるとのこと。


最後に、「まだ若いから、塗り薬にしよう。」ということになった。

そのとき受け取ったその塗り薬は、旅行用のシャンプー入れみたいな容器に入っている緑の液体だった。



まぁ、笑われたにせよ、この薬で症状が和らぐならチャラにしてやってもいいかな、と若干心が傷つきながらも家に帰る僕。

だが1週間、風呂上りにその緑の薬を塗布したところ、その箇所の髪があり得ない状態になった。

黒髪に白い斑点みたいなものができたんです。

鏡で確認しながら、そこを触ると・・・・プチって髪がその斑点を境に切れた。



なにこれ?

もちろん、ゴミ箱に投げつけましたよ。その薬。

裏切られた気持ちでいっぱいでした。

なんやったん?あのCM?

お医者さんで治らんやん!





今思い返しても、ぞっとします。

緑色の薬が効かなかったことよりも、赤の他人に笑われたことが屈辱的だった。

特に助手の綺麗なお姉さんに!

異性に笑われたことが10代の僕にはショックでした。



嗚呼、これからこうやって笑われていくのかと恐怖を覚えた日。

医者は必ずしも薄毛の人の気持ちを理解して接してくれるわけではないと、感じたぜ!

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